「料金はどのくらい?」
「国内正規品と並行輸入品では対応が違う?」
「オーバーホールではどのような作業を行うの?」
どれか1つでも気になったら、ぜひこの続きをチェックしてみてください。
オリスのオーバーホールに並行差別はあるのか?
オリスの国内正規代理店といえば、以前は「ユーロパッション」という会社が担っていました。
ユーロパッションの時からオリスはいわゆる「並行差別」があるブランドとして、時計好きの間ではよく知られた存在でした。
それが、2018年5月にオリスの日本法人(オリスジャパン株式会社)が設立されると、事業はそのままオリスジャパンに継承されます。
その際、一部の時計ファンの間では「これでユーロパッションのような並行差別がなくなるのでは?」といったことが話題になりました。
果たして、実際はどうなったのか、気になったので調べてみたところ・・・
依然として、並行差別は存在しました。
オリスジャパンでも並行輸入品のオーバーホールは可能ですが、料金は正規品と並行輸入品とで異なっています。
オリスの正規オーバーホール料金
オリスジャパンのオーバーホール基本料金は次の通りです。
※表の全体が表示されない場合は、横方向にスクロールしてください。
作業内容 | モデル | 一般税込価格 (保証書無/並行輸入店で購入の場合) |
会員税込価格 (保証書有/正規店で購入の場合) |
---|---|---|---|
分解掃除 | 手巻き | 49,500円 | 27,500円 |
自動巻き | 49,500円 | 27,500円 | |
スケルトン | 69,300円 | 38,500円 | |
フライトタイマー | 69,300円 | 38,500円 | |
アラーム | 69,300円 | 38,500円 | |
ジャンピングアワー | 69,300円 | 38,500円 | |
ワールドタイム | 79,200円 | 44,000円 | |
ムーンフェイズ | 79,200円 | 44,000円 | |
クロノグラフ | 79,200円 | 44,000円 | |
その他 | 要見積り | 要見積り | |
電池交換 | クォーツ | 9,900円 | 5,500円 |
見積りキャンセル料 | - | 2,200円 | 2,200円 |
作業内容 | モデル | 一般税込価格 (保証書無/並行輸入店で購入の場合) |
会員税込価格 (保証書有/正規店で購入の場合) |
---|---|---|---|
分解掃除 | Cal.110/111/112/113 | 要見積り | 要見積り |
1000m防水モデル | 要見積り | 要見積り | |
見積りキャンセル料 | - | 13,200円 | 13,200円 |
参考:https://www.gressive.jp/satellite_site/oris/afterservice/#repairing
見ての通り、並行輸入品のオーバーホール基本料金は正規品よりも高く設定されており、その差は一律1.8倍となっています。
実はこれでも「並行差別はかなり緩和された」というべきです。
なぜなら、以前はオーバーホールの差額が3倍という、にわかには信じられないような時期もあったからです。
オリスの正規オーバーホール作業内容
次にオリスジャパンでのオーバーホールの作業内容について見てみましょう。
作業内容は以下の通り。
修理サービス内容 | 電池交換 | 分解掃除 |
---|---|---|
機械機能点検調整 (機械式モデルのみ) |
- | ◯ |
機械点検 | ◯ | ◯ |
電池交換 (クォーツモデルのみ) |
◯ | ◯ |
防水機能検査 (防水モデルのみ) |
◯ | ◯ |
パッキン交換 | ◯ | ◯ |
精度/持続時間検査 (機械式モデルのみ) |
- | ◯ |
外装超音波洗浄 | ◯ | ◯ |
最終機能点検 | ◯ | ◯ |
出典:https://www.gressive.jp/satellite_site/oris/afterservice/#repairing
1点気になったのは、ポリッシュ(新品仕上げ)がサービス内容に含まれていないこと。
実は、ポリッシュはオプションサービスで、別料金ということです。
ポリッシュサービス | 一般税込価格 (保証書無/並行輸入店で購入の場合) |
会員税込価格 (保証書有/正規店で購入の場合除 |
---|---|---|
ブレス | 19,800円 | 11,000円 |
本体 | 29,700円 | 16,500円 |
参考:https://www.gressive.jp/satellite_site/oris/afterservice/#repairing
ポリッシュの料金もオーバーホール基本料金と同様に、並行輸入品は正規品の1.8倍。
あと、実際には、オーバーホール基本料金とポリッシュの料金以外に、別途部品交換が生じた場合には、その部品代と取付作業料もかかってくるということです。
そう考えると、オリスの維持費、特に並行輸入品の維持費は、決して小さな問題とは言えないはずです。
オリスのオーバーホール料金が安いおすすめは?
オリスジャパンは高すぎると感じたら、街の時計修理店をチェックしてみましょう。
もし時計修理店と聞いてピンとこない場合は、時計のオーバーホールおすすめランキング!人気6社で料金が安いのは?をご参考になさってください。
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