高級時計の魅力の1つに「メンテナンスさえ怠らなければ、ずっと使い続けられる」という点が挙げられます。
特にスピードマスターやシーマスターをはじめとするオメガの時計は、正に一生ものと呼ぶに相応しい逸品ばかりです。
では、なぜオメガの時計は一生ものと言えるのでしょうか?
その理由について、以下に詳しく解説していきます。
※このページでは、オメガの時計をより具体的にイメージできるように、「The Watch Company(TWC)」様からお借りした画像を使用しています。
オメガの時計が一生ものと言える理由
画像提供:The Watch Company
ブランド:オメガ/モデル:シーマスター/シーマスター プラネットオーシャン 215.30.46.51.99.001
世の中には「売ったらそれでお終い」「メンテナンスには一切対応していない」という時計メーカーも数多くあります。
しかし、オメガはそのようなメーカーとは全く異なり、全ての時計は「メンテナンスを施すことで使い続けられる」ように作られています。
さらに、メーカーとして、アフターメンテナンスに対応するための十分な体制を整えています。
具体的には、修理やオーバーホールを行うための正規カスタマーサービスを全国5ヶ所(北海道・東京・名古屋・大阪・福岡)に置いています。
正規カスタマーサービスへは直接時計を持ち込んだり、郵送したりしてメンテナンスを依頼することができます。
それ以外にも、全国各地の時計販売店を窓口にして、メンテナンスを依頼することも可能。
また、街の至るところにある時計修理店でも、オメガのメンテナンスに対応しているところは多いです。
オメガの部品は、古い物から新しい物まで市場に多く流通しており、それらを大量にストックしている時計修理店というのもあります。
そのような時計修理店では、メーカーで断られた古いオメガの時計でもメンテナンスに対応できる場合があります。
そういった背景があるおかげで、アンティークウォッチの市場では、今でも1970年代以前に製造された古いオメガの時計をいくつも見つけることができます。
また、オメガの現行品の場合は、例えば世紀を跨いで22世紀まで使い続けられるといった可能性も十分にあると言えます。
オメガの時計のオーバーホール料金は?
画像提供:The Watch Company
ブランド:オメガ/モデル:シーマスター/シーマスター アクアテラ 231.10.39.60.02.001
オメガのメーカーによるオーバーホールの基本料金は、下記の通りです。
- クオーツ/51,700円
- クォーツクロノグラフ/57,200円
- 自動巻き/63,800円
- クロノグラフ/85,800円
※金額は税込
クォーツや自動巻きなど、機構によってオーバーホールの基本料金が異なっています。
実際は、多かれ少なかれ何らかの部品交換が発生することが多いので、上記の基本料金にプラス数千円~数万円を見ておくのが良いと思います。
ちなみに、街の時計修理店のオーバーホールの基本料金は、メーカーよりも安い場合が殆どです。
上記の金額の半額以下で設定している時計修理店も少なくありません。
オメガの時計はどのくらいの頻度でオーバーホールが必要?
画像提供:The Watch Company
ブランド:オメガ/モデル:シーマスター/シーマスター 300m 210.30.42.20.03.001
オーバーホールの適切な頻度については、実に様々な説があります。
多ければ3年に1度、少なければ10年に1度が目安となります。
これは、そもそも時計を使用する頻度や、使用する環境が人それぞれで違うことが一因であると考えられます。
また、トラブルを未然に防ぎたいと考えるのか、トラブルが発生した後に修理すれば良いと考えるのか、その人の目的によってもオーバーホールの頻度は違ってきそうです。
ちなみに、部品にかかる摩擦を最小限に抑えた設計として知られるコーアクシャルムーブメントを搭載したモデルの場合は、他の時計よりもオーバーホールの頻度は少なくて済むと言われています。
オメガの時計を末永く愛用するための秘訣とは?
画像提供:The Watch Company
ブランド:オメガ/モデル:シーマスター/シーマスター アクアテラ 220.12.41.21.01.002
ご存知の通り、オメガの時計は精密機械です。
そのため、以下の6つの「機械に負荷をかける行為」には十分注意が必要です。
- 電磁波を発する家電(パソコン・テレビ・スピーカー・電子レンジ・etc.)の近くに置きっぱなしにする
- 時計をうっかりテーブルや机の端に置くことで、落下させる
- 時計をしたままゴルフ、テニス、野球などの打撃系のスポーツをする
- 高温多湿の環境に時計を仕舞ったままにする
- 毎日時計をしたままシャワーを浴びる
- リューズの閉め忘れに気付かずに水に浸す
この6つさえ注意すれば、あとは定期的なメンテナンスを施すことで、オメガの時計は末永く愛用することができます。
まとめ
画像提供:The Watch Company
ブランド:オメガ/モデル:スピードマスター/スピードマスター ムーンウォッチ 311.30.42.30.01.005
オメガの時計は、メンテナンスを施すことで使い続けられるように作られています。
また、継続的にメンテナンスが受けられる環境が整っているのも、オメガが一生ものである理由の1つです。
あと、どんな機構の時計を選ぶかや、オーバーホールの頻度や依頼先をどうするかによっても、時計の維持費は違ってきます。
この維持費が負担にならないような選択をすることも、オメガの時計を末永く愛用するためには、1つ大切なことかもしれません。
※このページで使用している画像を提供してくださった「The Watch Company(TWC)」は、東京中野の中野サンモール商店街に実店舗を持ち、オンラインショップも展開する腕時計専門店です。
オメガの時計の品揃えも非常に充実しているので、引き続きTWCのサイトもチェックしてみてはいかがでしょうか。
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